Pilates ピラティス

ピラティスって何・・・?

 1900年代初期にドイツ人ジョセフ・H・ピラティスによって考案されたとてもユニークなエクササイズです。
幼少期、様々な病気に悩まされたピラティスは健康になりたい一心で努力を重ね、青年時代には様々な競技で運動家として活躍しました。一方で数多くの身体運動理論を学び、ヨガや禅などの東洋のトレーニングメソッドにもその目はむけられました。
1920年代アメリカに渡ったピラティスはニューヨークで最初のピラティススタジオを開きます。こうして元来リハビリとして生まれたこのトレーニング法は、1940年代にはダンスで痛めた体を回復させるための有効のトレーニング法として、ニューヨークのダンサー達やバレエ関係者の間で絶大な評判を得て一気に広まるのです。
ちまたでは、ピラティスの「美容効果」がクローズアップされていますが、元来がリハビリトレーニングであるピラティスは、骨盤と背骨の位置を修正し、姿勢を改善し、「強くしなやかに」動く体と「故障しにくい」体を作り上げるのです。

ピラティスメソッドを支える6つの原則

ピラティスメソッドは・・精神(心)と肉体両方に働きかけるエクササイズです。
ピラティスは自身が開発したエクササイズテクニックを実践させるための6つの原則を掲げました。

1.呼吸

呼吸パターンは動きのパターンととても関係しています。呼吸の力で酸素を身体の隅々まで運び、血液循環を促し、不必要な緊張を取り除きます。

2.センタリング

手足の動きの原動力は身体の中心(コア)=体幹部。腹部、背部、臀部から動きをはじめて、動きをコントロールする事は全てのピラティスワークにおける大切なコンセプトです。

3、正確さ

ピラティスメソッドは量より質を重視します。間違った動きで行った場合の違いは、些細な事かもしれませんが身体の微妙なニュアンスの違いが意識出来るようになるにつれ、この違いが大切である事が分るはずです。

4.なめらかな動き

ピラティスは一つのポジションから次のポジションへと流れるように移るようにデザインされています。ここに深い呼吸がプラスされることにより、身体から緊張を解き関節の動く範囲を広げ、怪我のリスクを軽減できるのです。

5.コントロール

とても重要な原則です。ピラティスでは弾みや反動をつける動作は厳禁です。

6.集中

「身体をつくるのは精神そのものである」ドイツの詩人、シラーの言葉です。心を身体にむける事ではじめて身体に現れた様々な動きの効果や筋肉の動きを敏感に感じる事が出来るのです。
一つひとつの動きについて、考え、感じる事が必要です。

体幹部が強くなる事で何が得られるのでしょう?

ピラティスの考え方は「手足の動きの原動力は体幹部である」という事です。ピラティスによって得られた「筋肉のガードル」は腹筋と背筋が充分に働くのを助け、背骨をとても安定させます。
みなさんは、首や肩、足や背中が凝ったり強張ったりした事はありませんか?
「筋肉のガードル」が弱い結果、このような身体を支える役目ではない筋肉が必要以上の仕事をしてしまいます。この「筋肉のガードル」は姿勢が悪いために起こる様々な緊張から身体を解放し、本来私達が持っていたストレスのない正しい姿勢へ戻してくれるのです。
身体の「柱」である背骨が安定すると、枝である手足は自由にしなやかに、優雅でエネルギーに満ちたものとなるのです。太いしっかりとした幹を持つ木々は、自由にのびのびと枝を伸ばし強い風にも枝を折る事無く、しなやかに枝を振るではありませんか?
心と身体は本来一つであるもの。しなやかな身体には、柔軟な心が宿るのです。
ピラティスに出会い、その魅力を存分に感じてみてください。
自分を活気づけ、爽快な気分を味わわせてくれる物。それがピラティスなのです